インプラントでよくある質問について
T インプラントとはどんなものなのか?
インプラント治療とは、歯を喪失した部位の骨に、チタンやアパタイトといった人口材料で作られた歯根を埋め込んで、噛む力を受け止めさせる方法です。この人工歯根が顎の骨と強くしっかりと結合する事で、はじめて歯根の働きをさせられるのです。 差し歯との違いをよく質問されますが、どちらも人工的に「歯冠」を回復しますが、差し歯は御自分の「歯根」に支えを持たせる方法で、インプラントは「歯」の全部が人工物で、それを顎骨で支える方法です。

インプランとの手術って痛いんですか?
ケースバイケースですが、歯茎を足したり骨を足したりしなければ、腫れたりする事も少ないし痛みもあまりありません。抜歯したのと同じぐらいでしょう。ただし、痛みに対する感受性などによって差が出る場合もあります。術後は7日前後広域の抗生物質を感染予防のために飲んでいただくことになります。

期間はどれぐらいかかりますか?
下顎でまったく傷がなくて、骨を足したり歯茎を足したりしなければ3ヶ月ぐらいで終了する場合もあります。骨を足したり、抜歯からスタートする場合は5〜8ヶ月かかる場合もあります。 上顎の場合は傷がなければ3〜5ヶ月、抜歯したり上顎洞という空洞に骨を足した場合は4〜10ヶ月かかる場合もあります。患者さんの状態によってかなりの個人差があります。
インプラントと入れ歯や差し歯の違いはどうなの?
ブリッジにする場合はどうしても両隣の歯を削るという欠点があります。基本的に多数歯をつなぐのには無理があるので、将来的にもたなくなる場合もありますが、義歯よりは違和感はありません。
それに比べて入れ歯の場合は両脇の歯の削る量はブリッジよりも少なくてすみますが、違和感があって審美性が悪くなります
一方インプラントの場合は両脇の歯を削る事もありませんし、一定期間がたてば違和感もあまりありません。見た目もきれいな場合が多くなります。ただし保険がききませんので金額が上がるという欠点と、外科処置が必要になります。
インプラントってどれぐらいもつの?
個人差がありますが、年に4〜5回のメインテナンスをしっかりやっておかれればかなりながく持つでしょう。糖尿病などの病気や、喫煙、ご本人のブラッシングなどによってもかなり代わってきますが、いれる部位や設計によっては10年以上もたせる事も不可能ではありません。現時点での統計によれば適切なメインテナンスがあれば10年後に90%以上のインプランとが機能しています。
インプラントって誰でもできるの。
20歳以上であれば年齢の上限はありません。日常生活ができて、階段の上がり下がりが一人でできる体力があれば大丈夫な可能性があります。 歯周病や喫煙は少しリスクがあると考えた方がいいでしょう。よって可能であればインプラント手術の前2週間ぐらいから術後2週間ぐらいは禁煙するのが望ましいです。
骨粗しょう症で「ビスホスホネート」を服用あるいは注射されている方は顎骨壊死する場合があるので事前に必ず申し出てください。 インプラントがだめになったらどうなるの
定期健診に来られていても、残念ながら経過が思わしくない場合もあります。以下のような症状が出たらすぐに受診してください。 @うみがでている。
A骨の吸収が始まっているように見える。
Bねじが緩んでいたり、破損したりしている。
対応が早ければ、最悪でももう一度入れなおす事が可能な場合がありますが、対応が遅いと入れられなくなる場合もありえますので、早めの来院をお勧めします。
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